≪ 良心が失われた日本 ≫
今日のお題は「良心が失われた日本」




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このところ毎日マスコミで取り上げている話題といったら、歯止めを知らない「食材偽装」が全国に広がる。そごう西武・小田急・高島屋、三越伊勢丹、旅館のレストランなどがメニュー表示と違う食材を偽装表示。昨日報道されたホテルオークラとJALホテルズは、運営するレストランなどで、実際の食材とは異なるメニュー表示がされていたと相次いで発表した。

なぜ?こんなことが起こるのだろうか。また、ヤマト運輸の「クール宅急便」でずさんな温度管理や「チルドゆうパック」一部を常温放置・配達が発覚。会見を観ていると「申し訳ないと」陳謝したが、良心をうたがいますね。

辞書より『良心』とは
善悪・正邪を判断し、正しく行動しようとする心の働き。「―がとがめる」「―の呵責(かしゃく)」





稲盛敏夫氏が以前書いた「新しい哲学を語る」本の中にこんなことが書かれてあります。

経済分野のおいても、東京電力等、企業の不祥事が頻発している。この結果、経済社会への信頼は失墜し、低迷する経済の行く末もさらに暗黙をもたらしている。また、社会に目を転じても、犯罪は凶悪化するとともに激増し、安心という日本社会の特質は有名無実と化そうしている。

つまり、世界平和と繁栄は脅かされ、社会への信頼は失われ、人々の生活は危険にさらされるというように、あらゆる階層で混乱が深まっている。そのため、われわれは夢と希望を抱きながら、新世紀を迎えたにもかかわらず、現在では未来に漠とした不安を感じ、日々送っている。

どうして、このようなことになってしまったんだろうか。
それは、かって私たち誰しもが持っていた「良心」というものを見失い、それぞれの国家や集団、個人が、自ら利益のみを追求しはじめたからではないだろうか。私には、先に述べた戦争やテロ、政管財界の不祥事もすべて「良心」の喪失によって生じた、エゴとエゴの激突が招来したことであるように思える。

「良心」とは人間は生まれながらに持っている、最もベーシックな精神規範のことである。この「良心」があることにより、われわれが欲望のおもむくままに行動するなら「良心」の呵責を受けることになる。

「良心」とは人間の利己を抑制し、正しいことを正しいままに貫かせてくれるものなのである。人類は従来、この「良心」を宗教や道徳を通して開花させてきた。ところが、二十一世紀以降、急速に科学技術を発達させ、高度な科学文明と豊かな物質社会を築きあげてくるなかで、それまで大切にしてきた道徳をおろそかにしてきた。その結果、われわれは、論理観とともに「良心」さえも失った。

そのためにいま、国家、企業など多くの集団や個人が、自ら欲望のおもむくままに行動し、あらゆる階層でエゴとエゴがせめぎ合い、騷然とした世相をつくりだしているのである。
そうであれば、現代を生きるわれわれに求められていることは、人間が本来持っていた「良心」を呼び覚まし、その「良心」に従って生きるよう、懸命につとめていくことであろう。と書かれてあります。






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一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高めつづけること。すなわち、そのような当たり前のことを一生懸命行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての 「生き方」はないように思います。

※稲盛 和夫さんの著書 「生き方」 人間として一番大切なことより抜粋 


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