子日わく 三人行えば必ず我が師有


【書き下し文】

子日わく 三人行えば必ず我が師有 其の善き者を択びて之に従い、其の善からざる者にして之を改む  

『論語』は2500年前、孔子と弟子たちのやり取りの記録を編纂したものです。


【漢文】
子曰、三人行、必有我師焉、択其善者而従之、其不善者而改之。


 【口語訳】
先生がおしゃった「三人が行動をともにしたら、必ず自分の先生になる人物がいるものだ。そのよう者の言動など善い点はすべて選んで、みな習って素直に従い、悪い者を見たら反省して自ら改める。




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【解説】
この場合の三人は、複数と考えればいいでしょう。あるいは、三人の中に自分以外の二人と考えることもできます。つまり、何人かが集まれば、必ず性格の違い、言動、物の考え方、立ち振る舞い、行動パターンの違いに気がつくものだ。社会規範のない人物や秩序を守らず自分勝手に行動するものがいるものだ。良い点は取り入れやすいですが、欠点は批判して終わりになりがちです。人のよくないところを見たら、それを自分に重ねて省みることが大切です。他人は自分が写っている鏡です。悪い姿が映ったら、自分を見つめ直してみるといいでしょう。




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「論語」の中には、孔子がいろんな人物を批判する場面があります。それだけ人をよく見ていたのだと思います。大の人間好きである孔子は人間観察をし、よく分析しています。そして、ただ批判するだけではなく、その人の欠点もよいところも自分に重ねて考えています。それが孔子の素晴らしいところです。「自分を省みる」というのは、孔子にとっても、大きな人生のテーマだったと思われます。安岡定子先生




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