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大峯千日回峰行



今日は千日回峰行を観たことと、本を読んだこと。

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先月22日NHK再放送で、「達×達」を録画した。内容は地球最後の未踏地帯を単独踏破した探検家・角幡唯介さんと、千日回峰行という命がけの荒行を達成した僧侶・塩沼亮潤さん。極限状態を経験してきた2人による生と死をめぐる対話です。

感動のあまり2回ほど見直し、さらに「大峯千日回峰行」の本を求め、3回読み直し、改めて自分の今までの人生を反省させられた。そして、あまりりも感激したので「人生生涯小僧のこころ」も読みました。





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僧侶・塩沼亮潤さんは千日回峰行。
奈良県・大峯山の頂上にある大峯山上本堂までの 往復48キロ、高低差1,300mの山道を毎日1000日間、1日も休まず歩き続けるという行である。修行の日程は、夜11時半に起き、滝場で身を清め、参籠所で身を整え、本堂にお参りしてから片道分の弁当(おにぎり二つ)と水筒と提灯を携え出発し、180ヵ所の神社や祠の一つひとつに般若心経を唱え、山頂を目指して山道を走り抜く。
山を歩く期間は5月3日から9月22日までであるため 、千日回峰行が終わるまで約9年かかる行だそうです。いったん行に入ったならば、決して途中で止めることができないという掟。もし途中で止める場合は短刀で腹を掻き切るか、紐で首をくくり、「死出紐」で命を絶たなければなら ない!ほんとうに死との戦いですね!
この荒行は著者を含め、1,300年にたった2人しか達成した者はいないとのことですって!




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修行に入ると、毎日が想像を絶する苦難の日々であった。1日のほとんどをおにぎりと水で生活するため、1ヶ月ほどで栄養失調により、ボロボロと爪が割れてきます。3ヶ月目になると、40度を超える気温の中歩きますので血尿が出てしまいます。体調は良いか悪いかではなく、いつも「悪い」か「最悪」かだったという。

行が始まって一週間くらいのことですが、下りで膝に負担がかかり、右膝に水が溜まりはじめ、だんだん傷みがきつくなってきて。とうとう足を引きずって歩くぐらいひどくなり、右足をかばっていくと、今度は左ひざが悪くなったりと・・・・・・もう足が全然曲げられない状態です。明日はどうやって行こう、どうやって行こう、やはり行かなければなりません。不安になって、そのうち朝になって、無理に動かすと激痛やがて麻痺してきます。しかし、実際坂道になったら非常に痛い、苦しい・・・・・・それも60日ぐらい続き、やっと膝の傷みも収まったころ、
今度は歯が痛み出した。どんどん傷みが激しくなり、最後は神経のほうまでいって、一歩一歩歩くたびに
もう気を失うぐらいの痛さだったそうです。熱いものも冷たいものも飲めなくなり、痛み止めの薬を倍飲んだら、胃を壊した。修行は歯医者に行きくことはできないそうです。





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 修行の490日目あたりからの10日間ほど下痢が続き、10日間では10kg痩せ、1日で下痢は20回以上、小便は出ても真っ茶かこげ茶。道端に倒れ、泣き、必死になってたどり着くような日々の連続になった。

葛湯を一杯だけ食べて出発した日は、高熱で意識も薄れ、道に倒れ寝込んでしまった。しかし、朦朧とし石につまずいて倒れ込んでしまい、ああ、これで終わりかと思って、砂をかむ苦しみをあじわい、ただ意識の中で母親の言葉が浮かんできて、起き上がり修行を続けている。この時は、「まさに生きるか死ぬかの瀬戸際まで追い詰められた」という。


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 「台風で土砂崩れとなった時は、迂回もできなかったため、膝まで土砂に埋まりながら、道を探し突き進んでいる。また、尾根を歩いている時、雷雲の中に入ってしまい、雷が間近に落ちたこともあった」と!

 熊に襲われたこともあったと。山頂近くで、熊が背後から突然ドコンドコンと地響きを立てて「まるで大きな冷蔵庫が飛んでくるような迫力で」追ってきた。これでは逃げ切れないと思い、とっさの判断で、振り向いて杖を熊に投げつけ、「ウォー」と大声をあげ立ち向かっていった。すると、熊は驚き向きを変え逃げたという。イノシシやマムシと・・・・・・

 


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調子が悪いからといって、そこであきらめるのではなくて、調子が悪くても、昨日の勤行よりも今日の勤行、今日の勤行よりも明日の勤行という、日々向上する姿勢というのは、非常に大事だと思います。山も昨日より今日、今日より明日、なにか自分自身を向上させようという、貪欲な向上心が大切です。
はじめはできなかったんです。でも、だんだん行を重ねていくごとに、今日はだめだから・・・・・・、ということがなくなりました。たしかにいい日、悪い日、必ずあります。良くても悪くても、最後は百点満点に自分自身がまとめられるか、まとめられないかというのは、自分の精神の持っていき方、気持ちの持っていき方次第です。


「自分を甘やかそうと思ったら、いくらでも甘やかせます。千日回峰行といいましても、手を抜こうと思ったらおそらく手を抜けるかもしれません。たしかに四十八キロを行って帰ってくるところは、みんなが見ています。大事なのは内容なのですけれども、その内容はいくらでもごまかすことができるのかもしれません。
でも、自分に正直に、一生後悔のないようにと思ったら、一歩一歩真剣に、ていねいに、あるいは素直に、正直に行じたいという気持ちになります。これはその行者のこころだと思うんです。」と書かれてあり、自分を重ねて読み返し、反省させられます。

また、『人間というのは、人の目はごまかせても、自分自身の心は絶対にごまかせません。どこで手を抜いたかというのは、自分がいちばんよくわかることだと思うんです。』と!


さん塩沼


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さらに、千日回峰行の後には、断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、寝ない、横にならない)を9日間続ける四無行という行も成し遂げた人です。

入堂して三日目ぐらいでしょうか。ちょうど三日目、四日目ぐらいから、私の脇についていた助法の方が死臭がしたということを後で教えてくださいましたけれども、おそらく生きるか死ぬかの瀬戸際だったんだと思います。
目の前で、線香を九日間絶やさないのですけれども、その線香がずっと燃えていったときに、折れて下に砕ける瞬間がスローモーションのようになって、灰のところに落ちるのが見える。落ちたときにドーンという音が、普段は聞こえないのですけれども、聞こえるんですね。




塩沼さんはなぜ、千日回峰行を行ったかということで
「小学生の頃、酒井雄哉大阿闍梨(比叡山で千日回峰行を2度満行)の行をテレビで見て『自分もこの行をやりたい』という感情が湧いたことを覚えています。それがきっかけですが、後から思えば回峰行者になることが私の定めだったのでしょう。あとは、人が好きだから、ではないでしょうか。」とテレビでも言っていましたし、本の中でも書いてありました。


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Comment - 2

mari

No title

こんばんは。

じっくりと読ませていただきました。
実は、先日から読んでいましたが、なかなか、コメントを残すことができませんでした。
だって、内容が内容で、すごすぎるもん・・・

でも・・・
こんなことはマネはできないけれど、
「人の目はごまかせても、自分自身の心は絶対にごまかせません。」
ここですね。
ここが一番、大事ですね。

私も博士さんも、もういい年齢。
これからの人生、総仕上げです。
自分に負けないで日々、精進しながら、生を全うしたいですね。

2015/05/01(Fri) 21:05

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博士

★mariさんへ

★mariさんへ

こんにちは。

塩沼亮潤さんすごいでしょう!
私本を読みだし、頭が下がるばかりで、これじゃ本の上に物を置いて
はいけないと思って、それからは本を読むとき、読ませていただきますと、
感謝しながら読ませていただきました。

人間ごとではできないと思いましたが、塩沼亮潤さんはやってのけた人です。
尊敬の念を思いましたし、いいことは学ぶべきだと思って、何かと一息一息を
意識しながら吸っていると、生かされていることを感じています。

「人の目はごまかせても、自分自身の心は絶対にごまかせません。」
私もすご~く大事なことだと思いました。

今日録画していたブッダの話の中で、死に進んでいる。総仕上げのことを
言っていました。

2015/05/02(Sat) 11:28

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