≪ 成功のための方程式 ≫
  •  02, 2013 15:58





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成功のための方程式 

稲盛和雄著「成功への情熱」PHP文庫刊より

「ごく普通の能力しか持たない人間は、どうすれば大きな成功をなし得るのだろうか」
 次に掲げるごく単純な方程式が、この問いに答えてくれます。

         人生の結果=考え方×熱意×能力

「能力」とは、健全な肉体や、才能、持って生まれた適性などのことですが、多分に先天的なものです。しかし、「熱意」というのは、どうしてもこうありたいという強い思いであり、自分自身で決めることができます。「能力」と「熱意」は、それぞれ、最低の0点から最高100点の間で評価されます。仕事をする時、この二つの要素は掛け合わされるのです。
 したがって、飛び抜けたオ能がなくても、自分の欠点を知っていて、それを補うために誰よりも情熱を燃やして一生懸命努力する人は、生まれながらの才能に恵まれ、それを鼻にかけてたいした努力をしない人より、大きなことを成し遂げることができるのです。




 三番目の要素である「考え方」は、どういう心構えで人生を送り、仕事をするかということです。「考え方」は、マイナス100点からプラス100点の幅で点数をつけることができます。嫉妬、恨み、憎しみという否定的な感情に捉われている人は、その心構えがマイナスになり、その結果人生もまたマイナスになるのです。逆に、前向きで素直な考え方を持っている人は、素晴らしい人生を送ることができ、成功することでしょう。
 この方程式を見ると、人生の結果というものは我々自身の手に委ねられていることがわかります。そして、「考え方」が、自分の仕事や人生の成功、不成功に、どれほど大きな決定カを与えるかということもわかるのです。





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【一問一答】

【問】「人生の結果=考え方×熱意×能力」というこの方程式は、どのようにして生まれたのでしょうか?

【稲盛】私が仲間たちと会社を始める決心をした時、自分たちがたいしたビジネス経験もない、ただの若い平凡なエンジニアにすぎないということに気づきました。しかし、限られた能力しかなくても、成功することはできると彼らに納得させるため、私は「成功のための方程式」を考え出したのです。実際、我々の能力は人並み以上のものではなかったので、正しい考え方をベースとして、自分たちよりも才能のある人たち以上に一生懸命に働こうという熱意を持つことが必要だったのです。







【問】この方程式の三つの要素を、足し算せずに掛け算にするのはなぜでしょうか?

【稲盛】もしこの三つを足してしまうと、生まれつき才能に恵まれた人は、何もしなくても、普通の人よりもはるかに優位に立ってしまうことになります。ということは、どんなに頑張って仕事をしても、才能のある人にはとうてい太刀打ちできないことになってしまいます。しかし、足さずに掛けることにより、前向きの姿勢で熱意に満ちた努力を重ねれば、たとえ才能に恵まれていなくても、素晴らしい人生を送ることができることになります。そして事実そうなのです。どこにでもいるような普通の人間でも、真面目に情熱を持って努力すれば、天才と呼ばれる人たちよりも素晴らしい結果を生み出すことができるのです。
 そして、たとえ優れた才能を持つ働き者の天才であっても、人生のはっきりした方向を見極めずに堂々巡りをしていれば、たいしたこともできずに終わってしまうでしょう。最悪の例が、素晴らしい才能に恵まれながら、大きな犯罪をうまくやり遂げようとして誤った努力を重ねる犯罪者です。もし考え方がネガティブであれば、結果はすべてネガティブになってしまうのです。




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【問】「能力」「熱意」「考え方」の三つのうち、どれが最も重要なのでしょうか?

【稲盛】皆さんと話し合ってわかったことですが、ほとんどの方は「能力」と「熱意」の概念に共鳴しています。しかし皮肉なことに、三つの中で私がもっとも重要だと思っている「考え方」は忘れられがちになっているのです。心の曲がった天才が真剣に努力することほど危険なものはありません。


 私が大学を卒業した当時、日本はたいへんな就職難でした。私はたくさんの会社の入社試験を受けましたが、どこも採用してはくれません。焦燥に駆られた私は、いっそのこと、ロビン・フッドのような義賊になろうかと思いました。どうせこの世の中は不公平で不平等なのだから、世の中を正すために金持ちから奪った金品を貧しい人たちに分け与えたロビン・フッドのようになった方が良いのではないかと思ったのです。                     、
 もしそのままの考え方でいたなら、私は今頃、そのようになっていたかもしれません。というのは、私には人並みの能力があり、成功しようとする強い熱意と意志があったからです。しかしその場合、私の「考え方」が始めからネガティブですから、人生の結果も同様にネガティブなものになっていたはずです。







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